2008年11月15日土曜日

デイリースポーツ

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関本 全試合フル出場に断食トレ開始
杏林予防医学研究所・山田所長(中央)、鳥谷(左)とともに座禅を組み精神を研ぎ澄ます関本=篠山市・松隣寺 阪神・関本賢太郎内野手(30)が14日、兵庫県内の施設に入り、人生2度目の断食をスタートさせた。

昨オフ紹介された杏林予防医学研究所の山田豊文所長からコンディショニングを学び、さらなる高みを目指す関本は、来季の目標に「全試合フル出場」を掲げた。

日の出とともに起床し、肌寒い外気に触れて山道を歩く。寺院で座禅を組んで精神を集中し、邪念を取り払う…。これだけなら世間でよくある修行の風景だが、関本が取り組む行は、究極の忍耐を要求される。

食べない-。

昨オフに、自主トレを共にする日本ハムの坪井から、杏林予防医学研究所長の山田豊文氏を紹介された。方法を間違えば、リスクを負いかねない断食だが、プロ野球界でも名を馳(は)せる権威が、スポーツ栄養学の見地から、関本の肉体をサポートする。


「(断食によって)集中力の持続する脳を作る。超一流の選手は、まず持っている集中力が違う」と山田氏。

過去に落合博満や工藤公康らも同所長の指導のもと、断食を実行。選手生命を延ばし、プレーの質を高めたことでもその効果は実証された。

 「去年、3日間でもきつかった。大変だけど、固い決意でやりますよ」。1日4回、特製ドリンクにより栄養を補いながら、何も食べずに7日間を過ごす。今回、関本は同所長の講義を1泊2日で受講し、その後は自宅で修行に励むことになる。

 2年連続の断食を決意した背景には、劇的とまでいかないが、シーズンを通して、自身の肉体、精神の「変化」を自覚したからだ。「ケガとかあったけど、試合に出続けられたのは、何か効果があったのかなと思う。今回は1週間、精神力も鍛えようかなと思っています」。

 来季は新体制のもと、攻撃のキーを担うことは間違いない。重責を背負う関本が、09年の目標に掲げたのは、ずばり試合に出続けることだ。「フル出場したい。年々高く目標を設定しないと、今年達成したことを目標にするのでは、向上心がない」。

 山田所長は「断食は、脳がα(アルファ)波を自在に発生できるようにする訓練。α波を多く発生する脳でないと、人間の持つ潜在能力は発揮されない」と説く。新境地を開き、更なる高みを目指す関本が"必死のパッチ"で休まない準備を整える。

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